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ケニアの旅 7日目 [ケニアの旅]

7日目5 / 10 (金)
4:00ドバイ到着。
時計を1時間進める。

真夜中なので空からの街の景色は見えないが。
建物や道路のライトがきれいに並んでいてやっぱり素敵なところだ。
スッチーさんにトランジジットロビーに出てもいいといわれると、早速うきうきとロビーへ向かう。
空港内のインフォメーションのカウンター内に日本人らしい背広の中年のおじさんが座ってこちらを見ている。
きっとこんな国で日本人のバカ女が2人でうきうき歩いているのが珍しく、話がしたいのだろう。
2人もドバイファンのハシクレとして、ここがどんな国か是非、現地に住む日本人に訊いてみたいもんだと思い、近寄る。
おじさんと私たち、ほぼ同時に話しかける。
「コンバンニイハオ・・」中国人だった。

ドバイの記念に何か買おう。
おもちゃ屋に入る。ミッキーマウスの顔がちょっと違う。
本屋に入る。
ぐるぐる文字の雑誌を買う。
US$で支払う。
お釣りをコインでもらう。
アラブの国の通貨は何という通貨だろう?
値札には全て数字の頭にカタカナで工ロという文字が縦に書いている。
たとえは、吉6.00と言う具合だ。
どう読むのか知らないくせに2人は勝手に
「これは6エロだね。あっちの新聞は3エロだから、あっちが安いね。」
などと会話をしている。
このエロが妙に気に入ったので、ますますドバイの虜になる2人。
エロを横にするとD Hというローマ字に見えることなど2人の脳みそを足しても到底判らなかったのだ。
出発ロビーで何かおもしろいものがないかと見ていたら、素敵なチョコレートを発見。
GEISHAと言う名前の、着物を着た女の人のイラスト入りのチョコレートだ。
これ、これ。こういう日本ネタの変なものを待っていたのよ。
三浦は2枚、坂口は3枚、レジに持っていき、10$札を渡す。
レジの姉ちゃんは近代的なレジスターでアラブの通貨エロをドルに換算しながらさらにお釣りをエロで渡すということでちょうどいいお釣りがないらしく、ちょっと首をかしげてもの考えていた。
そして同じ金額のお釣りをニ人に渡すのでどういうことかと思ったら、三浦に向かって
「アンタモ、 モウ1マイカッテ3マイニシタラ、 チョウドイイキンガクニナルカラ、 モウ1マイ、ソコニアルノヲ、トリナサイ」と言ってチョコレートの棚の方を指さしたのだ。
ウ~ン。商売上手。

5:00 さあ、 出発だ。
飛行機に戻り席に着こうとしたら、 三浦の席にアラブ人が座っている。
メガネをかけた外人の乗務員さんにチケットを見せるとどうもそのアラブ人も同じ座席番号のチケットを持っているようだ。
成田でも、 カラチでも、 チケットの座席番号はコンピューターで印字していたが、 ケニアの空港ではホールペンの手書きの文字だったのでアナログ的だと思っていたが、 経由地への連絡も、きっとうまく行き届かないのだろう。
アラブ人は他の空いている席に移ったので、 三浦はもとの席に座れたが他の席でもタブルブッキングがあったらしく、メガネの乗務員のお兄さんはダブった三浦のチケットをポケットにいれたまま次の問題解決のためどこかへ消えてしまった。
カラチで降りるとき、 このチケットを見せたりしないのだろうか。
かなり不安になる。
日本人スッチーに「さっき、 席がダブってたんでメガネの男の人にチケット、 渡したら持ってかれちゃったんですけど」と聞いてみた。
「チケットしゃなくてボーディングパスですよね?大丈夫です。」と、訂正された。
チケットは航空券、搭乗券はボーディングパス。
私たち、シロウトなので区別がつかないんです。

離陸をするころには夜が明けてきた。
ドバイの街並みが窓から見える。
この美しい景色を写真に収めようと坂口シャッターを切るが、飛行機がボロくて窓が曇っている。
たしか、行きの飛行機も、東京ーカラチはボーイング747というJALでもお馴染みの立派な飛行機だったが、カラチーナイロビは、この飛行機と同じA300という、日本工アシステムでいつも坂口が徳島に帰省するときに乗っているちょっと小さめの飛行機だ。
しかも、古いので窓ガラスに傷がいっぱいついていて、何を見ても曇っているのだ。

飛行機の話が出たのでついでに言っておくと、パキスタン航空は、音楽のサービスがないのでヘッドホンを配ってくれないのだ。
大きいほうの飛行機ではテレビスクリーンがあるので初めの救命胴衣のつけ方と非常ロの説明はビデオがしてくれるし、映画も上映してくれる(日本語字幕はないのでストーリーは解らない)が、こっちの飛行機は救命胴衣のつけ方を生でやってくれる。
しかも、シートベルトの付け方まで生の説明つきだ。
救命胴衣に膨らみが足りないときに肩のところから笛を吹くところは、やはりビデオだと寂しい。
パキスタン航空は男性の乗務員が多いので、このパフォーマンスに男の人も参加してくれる。
ちょっとうれしい。
しかも、機内アナウンスの最後に歌も唄ってくれる。
三浦は遂にこの歌の一部を聞き取ることに成功した。
「シュークレア〜」、「カリプ〜ウ〜ン〜」、そして「マスク〜」と言っているのだ。
本当かどうか知りたい人は乗ってみるように。
座席前においてあるゲロ袋は、ぐるぐる文字がついているし、飛行機はボロくても、パキスタン航空はけっこうお楽しみ飛行機だ。

この帰りの飛行機では、さらに、乗客のアラブ人風のヒゲおじさんが、一定時間ごとに通路のところでお祈りの儀式も披露してくれる。最高楽しい。

しばらくたつと前の席に座っていたパキスタン人が「もしかして、日本の方ですか?」と、普通の日本語で話しかけてきた。
「さっきから、話し声が聞こえて、日本語だったから」というのだ。
目が点になった。
「どこまでいくの?」
「東京に帰るんです。カラチ乗り換えで。 …あの、パキスタンのかたですか?」
「うん、そうだよ。」
「あの。どうして、日本語、しゃべってるんですか?」
「だって、ほく、東京だもん。池袋に住んでるんだよ。」
「え?何年ですか?」
「もう、10年になるね。」
「はあ。」
「僕も、月曜に東京に戻るよ。タンザニアにね、仕事で行ってて、もうーカ所らよっと仕事してからね。」
「仕事って?」
「うん、輸出関係。中古車の。」
「あの。ドバイ、行ったことありますか?」
「うん。あるよ。」
その後、このパキスタン人にドバイのことをいろいろ訊きまくる坂口。
ドバイには、あまり観光客はいないらしいがアラブは石油で金持ちなので税金が無く、買い物が安いということを聞く。
機内食が出る。
写真に撮る。
三浦は時計を1時間進める。

8 :30 カラチ着。
ここで、 2人はカラチのぐるぐる文字とドバイのぐるぐる文字に、 ほんの少し違いがあることを発見する。
どうもカラチの空港にいる飛行機の文字がドバイのそれよりも激しい文字なのだ。

書き方が違うのか、 字体なのかは、 どっらもぐるぐるで判らない。
カラチで東京行きの飛行機に乗り換えるのだが、タ方発なのでそれまでの間はカラチに入国して航空会社の手配したホテルに行くのだ。

その前に、ヘルスチェックと入国手続きだ。
ゲートの前の長い列に並んでいる間に入国力ードと質問表を渡されるが、 旅行会社のしおりに載っている記入例よりも項目が多いので、英語の解らない2人は、遅れて飛行機から降りてきた日本人スッチーを捕まえて書き方を教えてもらった。

パキスタンに入国するときは、あらかじめ日本で受けてきた黄熱病の予防注射の国際証明書(黄色いカードなので、イエローカードという。)を、ヘルスチェックのゲートで見せる。
新婚さんの妻は、卵アレルギーのため卵から作った黄熱病のワクチンを注射できない体質なので、イエローカードではなく、黄土色カードを見せる。
これは、これこれこういう理由でこの人は予防注射ができないということを証明するカードだ。
注射をしていない人は、病気にかからないように自分で注意をするようにと日本の医者に言われたそうだ。
空港のヘルスチェックのおじさんは、この若奥さんに「アナタチュウシャ、ウッテナイカラ、ニュウコクデキナイ。」と言いだした。
ダンナが、「彼女はアレルギーで、注射ができない。日本のドクターは、このカードがあれば大丈夫だと言っていた。」と説明したがわかってくれない。
「ダメダメ。チュウシャ、ウッテナイヒト、ニュウコクキョカデキナイ」と言っている。
もめていたら、空港のほかのスタッフも2人寄ってきた。
他の人なら解ってもらえるかとダンナはもう一度説明するが、やはり答えは同じ。
だったら、しようがない。夕方の飛行機の時間までこの空港で待っことにする、と言ったら
「ダメダメ。チュウシャ、ウッテナイヒト、クウコウノナカモ、イラレナイ。」と言うのだ。
ヤバイ雰囲気になってきた。
仕切りおやじが英語もしゃべれないのに会話に割り込んできた。
「じゃあ、どうすればいいんですか?」
返事は、「コレカラ4カカン、カラチノビョウインデ、ドクターノケンサスル。4カカンノケンサ、ウケレバニュウコクデキル。」と言った。
仕切りおやじ、英語解らないのでいろいろ訊き返す。
余計に話をややこしくさせている。
これからは“仕切れないおやじ”と呼ぶそ。
ダンナは、「ここに来たのは乗り換えだけのため。夕方の飛行機で僕らは東京に帰る。」
と言っても全然受け付けてくれない。
ダンナは、「僕は4日間、ここににいても構わないけど、彼女は休暇がもうないから。」
美しい夫婦の愛情が伺える。
そんなとき、空港スタッフの3人は何やら輪になって相談を始めた。
そのうちの一人が「チョット、コッチニオイデ」と手招きをした。
「ソンナニイウナラ、ワタシニ、ソデノシタデ、20$クレタラ、ミノガシテヤッテモイイゼ。」
と言ったのだ。
はじめから、カモにされていたのかも知れない。
20$払ってやっと解決した。
しかし空港の人間がよくまあこんな汚いことをするもんだ。
パキスタンはデンジャラスな国だ。
入国審査の時、「パキスタンノピザ、トリタイカ?」と訊かれた坂口は、もう、すでに日本でとっていたので 「ノー」 と答えたら、 「ジャア、 キミノバスポートハ、 ココデアヅカル」と言われてる
乗り換えのためだけにパキスタンに入国する場合、 ビザを持ってない人は空港にパスポートを預けなけれはならないのだが、 ビザは持ってるし、 ましてやこんな危ない空港に、 パスポートを預けるなんてできない。
次の三浦はこの審査官にビザのページを開いて 「ビザ、ビザ」 と指さし始めたので、 坂口も同じように自分のパスポートを開いて三浦のビザと並べて、 指さした。
審査官は、 どれがパキスタンのピサなのか、 よくわからないようなのだ。
しばらく眺めて、 やっと納得したようだ 「ビザを持っているか」 と訊かれたのに、 「ノー」 と言った坂口が悪かったのだ。
でも、あの人の英語はなまっている、と坂口は自分で自分を正当化する。
入国審査のゲートを出たところで、さっきの池袋のパキスタン人に会った。
「なかなか出てこないから何かあったのかと思ったよ。大丈夫だった?」
「ええちょっと。でも、大丈夫でした。」
「じゃあ、元気でね。」
さて、航空会社の人に、ホテルに向かうバスに案内されつつ空港出口を出ると、すごい人だかりになっていて、小さい子供やおばさんたちがワンサカ近寄ってきた。
みんな、乞食だったのだ。
カネくれ、カネくれ、と手を差し出してくる。
すごい国だ。
超デンジャラスでちょっとおもしろくなってきた。
こんなに危ない国に、めったに来れないだろう。
車が動きだすまでずっとくっついてきた5〜6才くらいの乞食の女の子は、すんごい美人顔だった。
きっと、日本に来れば一流ちびっ子モデルで引っ張りだこになるだろう。
連れて帰りたいくらいだ。
でも、ナイロビの町で乞食にはえらい目にあったので無視する。

このマイクロバスには、ツアー参加者の7人のほかに、個人旅行風のの旅慣れた英語ペラペラ系の姉さんニ人組と、ハードボイルド系の一人旅の兄さん(ともに日本人)が乗っている。
パックツアーの我が集団とは、ちょっと違う大人の匂いがしている。

ところで、この街はものすごく暑くて湿気が多い。
5分も経たないうちに汗がたらたら流れてきた。
日本の真夏よりひどい。

9 :30 ホテル・ミッドウェイ・ハウスに到着。
マイクロバスの添乗員が、
「ココガ、ホテル。ホテルノオカネハ、コウクウガイシャガハライマス。アナタタチ、タダ。ダカラワタシニチップクダサイ。」
とぬけぬけという。
航空会社は、乗り換え便の出発が6時間以上になる場合は、ホテルを用意しなければいけないという決まりがあるので、当然のサービスだ。

(行きの時は、待ち時間が5時間だったので空港のロビーで野宿風だったのだ。)
チップなど払わず、全員無視して降りる。
どれもこれも、この国の人は悪い人だらけだ。
このホテルは、古そうな、病院のような陰気なホテルだ。
ロビーに日本語が話せる地元のガイドがいて、市内観光のツアーに参加しないかと声をかけてきた。
このデンジャラスな国に三浦と坂口は妙に興味を覚え、仕切れないおやじと、先生、そしてこのおバカな2人の合計4人が市内観光に参加することになった。
集合は午後1時。昼食後に出発らしい。

部屋に案内された。
まだ、朝早かったので部屋の掃除がまだできていなかった。
トイレに入ろうと思ったら思いっきり汚くて、トイレットペーパーがトイレ中に散らかっていた。
べッドもシーツがなかった。
ちょうど、廊下を挟んだ向いの部屋がお掃除部屋だったので「とりあえず、掃除してくれ」と頼む。
そのあいだ、2人は部屋の片隅のイスに座って待つ。
掃除が終わり早速トイレに入ろうとしたら、トイレの電気が切れている。
さっきまで、点いていたのにどういうことなのか。
電気のスイッチをパチパチしていると掃除の兄ちゃんが「5フン、マッテクダサイ」と言った。
掃除をしたとき何か特別なことをして5分後にトイレが使えるようになるのかも知れない。
5分後に、トイレの電気が点いた。
代りに、部屋の工アコン が止まった。
トイレは、便器がとっても汚い。
バスユニットの排水口もかなりキテイル。
カラチについた途端汗臭くなったのでシャワーを浴びるつもりでいたが、かえって病気になりそうだ。
どうせ、後で市内観光をするから汗臭くなるんだ。
今入ってもしようがない。
それよりも、トイレに恐怖の蚊がいた。
部屋の中にも蚊がいる。
蚊については説明済みだが、かなりヤバイので殺虫剤があるかどうか訊いてみることにする。
最新兵器、電卓風和英(&英和)辞典の2回目の登場だ。
Do you Haveの後に「殺虫剤」を訳したinsecticideという文字を見せてみるが、掃除のおじさんには通じなかった。
坂口は、どうしても殺虫剤を借りたかったので大きな声で、
「モスキート、キル、スプレー。」と言ったら
「オーOK、OK、モスキート、キル、スプレー。」
と言って殺虫剤を持ってきて、部屋中に振りまいてくれた。
スプレーと言っても 30年くらい前に日本で使っていたような、押しだし式の霧吹きのようなスプレーで、おじさんがまたすこい超念入りに、これでもか、これでもか、と部屋中に振りまいたので、とても部屋にいられる状況ではなくなった。
こんなにいっぱい振りまいたら、蚊どころか、人間までイチコロだ。
おじさんは、
「コレデ、モスキート、ゼンブ、デッド。へヤニハ、20プン、ハイラナイヨウニ。」
と言ったのでタバコとカメラをもってエントランスのソフアーに非難。
ソファーでタバコを吸っていたら、お掃除グループの若い兄ちゃんが
「タバコ、1ポン、クダサイ」と寄ってきた。
メンソールだけど、と言って1本あげた。
この国は、ホテルの中でもたかられるのか?
暇なので、写真を撮って遊んでいると、兄ちゃんが
「ロビーニイッタホウガ、イイシャシンヲ、トレルバショガ、イッパイアルヨ」
と言うのでエレベーターに乗ろうとしたら、工レベーターの電気が消えていて動かない。
階段で降りる。
一応、フロントのおじさんに写真を撮っていいか確認をとり、撮影する。

蚊だらけのロビーで、ポーターのおじさんが近づいて来た。
500円玉と100円玉を持ってる。
きっと日本人に「日本のコインを記念に」と言ってねだったんだろう。
「ニホンノコイン、モッラタ。コノクニデツカエナイカラ、ルピーニコウカンシテクレ」といってきた。これとまったく同じことを、ケニアのノータカイおじさんがやっていた。

(ルピーなんて)持ってないと言うとUS$でもいいという。
持ってない!でつっぱった。
やっぱりホテルの中まで汚染されてる。
あんまりにも悪い人が多くておもしろいので、パキスタンから絵はがきを出そうと思いついた。
しかし、このホテルのギフトショップがどこにあるのか解らない。
フロントのおじさんに、ギフトショップはどこかと尋ねると不思議そうな顔をしている。
絵はがきが欲しいんだというと、にっこり笑って「ナンマイ、ホシイカ?」と訊いてきた。
「5枚。」
「OK。アトデ、ヘャニ、モッティクヨ。ルームNo.ハ212デスネ。」と言った。
やっぱりやばそうだ。
そろそろ部屋に戻ろうと階段を上ろうとしたら、今度は階段の電気が消えていた。
エレベーターの電気は復活している。
このホテルは、5分ごとに色んなところの電気が消えるようになっていたのだ。
カッコ良すぎる。

2Fに登るとさっきタバコをあけた兄ちゃんがいた。
「メンソール、オイシカッタ。」だそうだ。彼は今ごろ、インポになってるだろう。

蚊の居なくなった部屋に戻る。
殺虫剤の臭いはまだまだ強く残っている。
さらに、2人はそれぞれ別メーカーの虫よけスプレーを振り撒いた。
その上、三浦は蚊取り線香を取りだして火を付けた。
飛行機の中でほとんど眠る余裕もなかったのでこのべッドに倒れ込みたい気分だが、色んな殺虫グッズの混じった臭いが立ちこめる殺風景なこの部屋で、このまま死んでしまいそうな気分になってきたので怖くて寝られない。
カーテンを開けて外を見る。
ここは2F (実際は3F)なので眺めは良くない。
ホテルの門の前に、客待ちのタクシーがいる。
こちらに気付いた運ちゃんは、おいでおいでと手招きをする。
タクシーで、市内観光に行こうということをジェスチャーで誘っている。
クーラーの効きが悪く、カーテンを開けていると暑くてむっとするのでさっさと閉める。
そうこうしている間に、ドアのノックの音。
フロントのおじさんが本当に絵はがきを持ってきた。全部で10枚。
「ドレガイイカ、エランデ。」というので7枚選んだ。
いくらですか?と訊いたら、
「コレハ、ワタシカラノ、プレゼント。ノコリノハガキモ、プレゼント。ゼンブ、アゲル。」と言う。「それは、困ります。ちゃんと払います。」
「ダイジョープ。イラナイ。コレハ、プレゼント」
パキスタンは、悪い人がいっぱいなのに、タダとはちょっと怪しい。
でも、ここはひとつ甘えてみよう。
「サンキュー。はがきを書いて、出すときはフロントで切手を買えばいいんですか?」
「オオアタリ。フロントニモッテキナサイ。」
そんな会話の後、大急きでまたまた絵はがきを書く。
今回は、それぞれの家を合わせて7枚分。
はがきをフロントに持っていく。
ちょうど、日本語ガイドがいたので通訳してくれた。
「これは、全部東京?」
「ハイ。7枚で、全部東京。」
それからガイドとフロントマンはジモティー言葉で話している。
ガイドが、「彼が、フロントの裏側に来てくれっていってるよ。」
行ってみるとフロントのおじさんが、
「コノハガキハ、ホクガ、ダシテアグルカラ。」
「は?」
「コノハガキハ、ホクガ、ダシテアグルカラ。」
「いやいや、それはおかしい。それは困る。切手代はいくらですか?」
「ダイジョウブ、コノハガキハ、ボクガ、ダシテアグルカラ。」
「なんで?」
「アナタタチ、ニホンジン、トモダチトモダチ」
「はあ。」
「ソレカラコレネ、ソレトコレ。」
「アナタニモホラ、コレトコレ。」
と言いながら、ネックレスとキーホルダーを各ひとっずつ渡してくる。
はは~ん。
こっちの商売をしたかったのか。
「いらない、いらない。」と言ったら、「ノー。ノー。コレハ、プレゼント」という。
しらないホテルのおやじに、おみやげまでもらうわけにはいかない。
でもおやじは何度も何度もトモダチトモダチと言ってなつくので、サンキューと言ってかばんに入れた。
「イマ、ネックレス、ツケテミテ。キットニアウカラ。」
解った。OK。
パキスタンにはひょっとして、ものすごく悪い人と、ものすごくいい人しか居なくて、普通の人がいないのかも知れないと思う。
あっ、坂口は時計を進めるのを忘れてた。
もう昼食の時間だ。

12:30 昼食はホテルのコーヒーショップで、と案内されたがどうみてもこれは食堂だ。

工場とか、夏休みの合宿とか、そんな感じの食堂で、バイキング形式のカレーが何種類も並んでる。
どれも、お腹壊しそうなのばかり。
食べやすそうなチキンのカレーと野菜のカレー、ライスとナンを持ってくる。
恐る恐る、一口食べる。
ん?めちゃくちゃおいしい。
死ぬほどおいしい。
おいしすぎてらよっとヤバイ感じがしてきた。
こんなところでこんなにおいしいカレーとは、ちょっと怪しすぎる。
何が怪しいのか解らないけど、こりゃ、マジでいけるわ。

13:00 さあ、市内観光に出発だ。

~すみません。ケニアはもう終わったので、パキスタンの話はあんまりケニア土産にならないんですが、パキスタンネタが山ほどあるので、7日目その2をパキスタン編で別ページに書きます。
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